「アダプト」サカナクション・愛知国際展示場・12/11
人生初、かつずっと行ってみたかったサカナクションのライブ「アダプト」。
愛知国際展示場12/11、彼らのツアー初日にいった感想。
よかった、すごかった、楽しかった。
きれいだった、心地よかった、鮮やかだった。
目を閉じても、目を開けても、本当に素敵だった。
サカナクションはライブをするときに音にこだわりがある!というのを何かで知った。それは友人から聞いたのだったか、テレビか何かで見たのだったっか。もうそれすら覚えていないほど、昔の記憶。知ったその日から行ってみたいなと思えど、お金を使うことが苦手で、ライブに行くことに敷居の高さを感じていた自分はずっと足踏みをしていた。
最近になってやっと、好きなもののためにお金を少しずつ使えるようになってきたので、友人にも背中を押してもらい、と、いうかライブにもついてきてもらって初めて生のチームサカナクションを見た。ちなみにライブ映像自体は片手で足りる程度ではあるが、拝見している。
周りの人に動きや声を併せられるだろうか、なにか失敗しないだろうか、そんな不安。
どんな音楽を聞かせてくれるのか、生で見るパフォーマンスはどれだけすごいんだろうか、そんな期待。
今までどのアーティストのライブにもそんなことを思ってきたので、むろん今回だってその二つの波がすごかった。
今回のライブは今までいったどのライブよりも規模が大きかったので、本当にすごいドキドキした。不安が払拭出来た一つの理由として、実はコロナ禍ということで声を出してはいけないというルールがあったことがある。初心者でも、行っても大丈夫そうかなって思えた。きっと、普通の時に行っても大丈夫だったと思ったけどね、実際のライブをみて。
期待はもちろん軽々と越えてくれた。
また行きたいなと、これからも応援したいなと思った。
アンコールの最後、山口さん(ボーカルの方)が涙を流していた。いや、実際は席かなり遠くて、モニターも見づらくて、わからなかったんだけど、歌えなかった彼を聞いたので、そうだったんだろうなと。本当に大変だったんだろうな、きっと悲しい別れを体験したり、我慢も多かったんだろうな。すごくここに戻ってきたことがうれしいっていうのが伝わってきて、私もちょっとだけ泣いた。
ちょろいかもしれないけど、もっと自分の好きだなと思うコンテンツを応援しなきゃなって改めて認識した。お金の大切さがわかってきた今だからこそ、使うことの意味をちょっと考えた。
素晴らしいライブでした、本当に。
ここに来れてよかったなと、心から。
楽しかった。とっても。
さて、余談。
今日一番のハプニングは、完全に物販に並んでいる時でした。13時狙って列に並んでおりましたが、隣をなんだか見たことある男性がすっと通りまして。隣で列の整備を拡声器で促していたお兄さんの拡声器を奪ったかと思いきや、一言。「サカナクションの山口です」。正直変な声でたし、同行者の腕をぎゅってつかみましたよ。まじで手で触れられる距離にいたんだよ。びびるでしょう??「たくさん買ってください」っておっしゃってたので、買う予定だったもの一つ追加しました。ちょろいかな?
もひとつ余談。
「ナイロンの糸」が一番好きな曲なんです。
救われたというか、救われているというか。
だからいつか、生で聞いてみたいなって。
叶うといいなぁ。